ジョン・エヴァレット・ミレイ。
初めて知ったのは「オフィーリア」だったと思うけど、ドラマティックなテーマ、書き込みぶりが好き。
Archive for art
石岡暎子展@東京都立現代美術館
今年の1月に見たもの。
石岡さんのことはほとんど知らなかったのだが、ぶら美で見てものすごく気になったため足を運んだ。
時代を追って作品が展示されてた。初期の資生堂ホネケーキを見て、なんだか懐かしく感じた。広告は見てないかもだが、ホネケーキはお歳暮お中元で貰う石鹸の中によく入ってたものだった。
続くPARCOの広告も見たことはないが、他にも海苔の缶などいろんなプロダクトアートもやってたんだなぁ。
一番心踊ったのはやはり映画の衣装。「ドラキュラ」は顔が白く頭髪も白いのが印象的だったなぁ。赤いガウンのドラキュラが城内を這ってたのが忘れられない。 圧巻は「MISHIMA」の展示室。壁も床も金!そしてパックリ割れた金閣寺の再現、お見事!この展示はお金かかってますぞ!!
あとシルク・ドゥ・ソレイユの展示室。四面の壁に投影されたステージ映像にクラクラしたが、それがまたいい。
他にもオペラ「ニーベルングの指輪」、北京五輪、映画の衣装など、いずれも独創的。衣装が世界観を形作っている。どこでもない、でもどこかにありそうな国を想像させる。
最後に高校生の時に作った作品が置かれてた。とてもかわいいのだが、世界で活躍したいとその時分から思っていたのだなぁ。少女の頃の夢をかなえたところがすごい。
映画「ドラキュラ」「セル」「白雪姫」見たい!
グレイス・ジョーンズやビョークと仕事したのも、強い女性だったからかな。気が合いそうだもんね。
訪れた1月21日は本人の命日だとのこと。
圧倒される展示だった。
展示方法の巧みさも味わい、石岡さんの世界に浸ることができた気がする。
「アイヌの装いとハレの日の着物」@松濤美術館
6月のある日、渋谷駅からテクテク15分ほど歩いて訪問。
アイヌの文化に惹かれるのは、間違いなく『ゴールデンカムイ』の影響…
独特の模様は丁寧に縫いつけられ、ハワイアンキルトのようでもある。デザインは木のようでもある。北欧神話のユグドラシルみたいな。ラーメン丼の雷紋のようでもある。
佐藤可士和展のお土産はラスク
4月に新美で開催の佐藤可士和展に行ってきた。
(会期途中で緊急事態宣言となり終了してしまった。早めに行っておいて良かった。)
ミュージアムショップではUTが沢山売られてたけど、自分土産はこれにした。
ガトーフェスタ ハラダのグーテデロワをセブンプレミアムゴールドパッケージにリデザインした企画展の限定モデル。手提げもおそろい。
中身はふつうのラスクだけど、パッケージだけゴールドでめちゃ豪華な意匠。
デミタスカップの愉しみ@群馬県立近代美術館
シノワズリ、ジャポニスム、アールヌーボー、アールデコ、、、全て大好物!
比較的すいていてゆっくり見られた。
写真撮影可。
デミタスカップってあまり見かけない。実は自分も貰い物で持ってるけど使わないなぁ。
でも小さな陶器に集約された美意識、センス、流行、超絶技巧。いやー楽しい!!
図録を買ってしまった。それほどに楽しかった。
あやしい絵…
竹橋の国立近代美術館で「あやしい絵展」を見てきた。
前売券をウェブで買っておいたのだが、開会してから日時指定になったため、指定のないチケットの人は入口で少し待たされた…。場内が混み合わないようにするための入場制限なので仕方ないでしょう。。
メインビジュアルの甲斐庄楠音の「横櫛」は以前に千葉市美術館で見たかも。
しかしこういうコンセプトでの企画っておもしろい。海外から有名作品を借りるのではなく、国内のあまり知られてない作家、作品を掘り起こすのってまだまだ可能性がありそう。
都々逸が随所に掲げられて興味深い。
展示室内の休憩用イス、なんかDIYで作ったぽくておもしろい。
覚書
吉田博展@都美
訪問したのは2月のこと。
時間指定ではなかったが、平日だったのであまり混んでなかった。
吉田博のことを知ったのは、何年か前(2017年?)、SONPO美術館で企画展やってたのを見に行ったのが初見。
個人的な印象だけど版画って油絵や日本画に比べると軽く見られているような気がする…(あくまで個人の印象)
だからか分からないが、同時代の画家に比べあまり名前が知られてないのではないか?
同じ版木で色を変え、朝昼夕と刷るのは、モネがルーアン聖堂を時間を変えて描いたみたいだ。(しかも同じ版木で複数枚作品が作れるのだから、旨味もあろう)
しかし彫師、摺師泣かせの細かさよのお。。。
私にしては珍しく額絵を買ってしまった。(額は別)初めてかな?