Archive for 映画

映画鑑賞「あの娘は貴族」

WOWOWで録画視聴。
階層・階級ってふだんの生活ではあまり感じないかも。それは同質の人の中で生きてるから。
劇中の主人公の友人(石橋静河)の台詞「東京は住み分けされてるから違う階層の人とは出会わないようにできてる」というのはその通りだ。
例えば、私は六本木のミッドタウンで買い物をすることはほぼないのだが、あそこに入ってる店で服を買うことが普通という人々もいるわけで、それこそ私がユニクロやしまむらで買うのと同じ感覚で、桁がひとつ多い服やバッグを買うのが普通という層がいる。 学生時代、駅ビルで服を買う層とつるんでいた私のまわりには、ブランドバッグを持つ友人はいなかったな…。
冒頭、ホテル内のレストランで家族と食事するシーンがあるが、私らがファミレスで家族の誕生日を祝う感覚で彼らは高級ホテルを使う。その食事シーンで、ユニクロ着てホテルに来てる人がいることをさげすむようなセリフもあったな。

この画像のシーンも象徴的。ホテル内のカフェでお茶を頼めば市中のカフェの何倍も払うのだが、それが当然の人もいるわけで。

主人公の家はなかなかに裕福なのだが、それでも結婚相手は更に上で、考え方の違いもあり破談に至るわけだが、彼女のように親が決めた相手と結婚するのが当たり前という層もいるんだろうな。

で、最終的に主人公は自分で生き方を見つけていくわけだが、いつの時代の話?と思いつつも、格差社会なんていう言葉が生まれる前から、ずっと格差はあったし、それは埋まらないんだよねと思った次第。 門脇麦も水原希子も存在感があっていい演技だった。

私にとってのいい映画は、スカッとするのもいいし、余韻が残るのも好きだが、いろいろ考えさせてくれる映画も好き。その点でこれはいい映画だった。

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映画鑑賞「ポンペイ」

NHKBSPでやってたので、録画視聴。

ポンペイ展があるから、最近のNHKはポンペイ&ローマ押し。関連番組が再放送も含め多数。

この映画はローマ帝国に両親・部族を殺されたケルト族の青年が主人公。彼が長じてローマの奴隷=剣闘士になり、連れてこられたのがポンペイで、ふとしたことでポンペイの市長(?)の娘と恋に落ちる。 剣闘士の殺し合いのシーンは、あの『グラディエーター』を思い起こさせるし、そこに火山噴火を絡めた感じかな。
『マトリックス』のキャリー・アン・モスが母親役ってのが驚き。相変わらずキリッとしてキレイ。
主人公マイロのキット・ハリントンは、ちょっとオーランド・ブルーム寄りかな?

特に面白いとか感動したとまではいかないが、展開が早くて飽きずに最後まで集中して見られた。

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映画鑑賞「東京物語」

言わずと知れた小津安二郎の名作。WOWOWで録画視聴。

尾道からはるばる東京にいる長男のところに来たのだが、歓迎されてない風が見ててツラい。
長男は町医者といっても自宅はそれほど広くないので、上京した老親のために子供部屋が使われ、子供がプンプンなのが何とも…。
長女は美容室を経営、といっても小さい店で、たぶん部屋は二間しかない。
戦死した次男の妻は四畳半一間で炊事場も共同の安アパート。

そういうところへ訪問してもねえ。

設定は昭和28年だから、そんな住宅事情もふつうのことで、部屋がないから泊められないなんてこともなく、それぞれ泊めてあげるが、でも幾日も居られると困る… そこで熱海温泉へ行かせるが、騒がしくて老親は休まらない。

家族なのにお互い本当のことは言わない?
家族だから言わないのか?

家族だから平然と母が亡くなったばかりなのに形見分けの要求を主張する?家族なのに、か?

で、笠智衆が一本調子なのは、あれでいいのか?芸なのか?個性なのか?
原節子は意外と大柄なんだな。そして顔のパーツが大きい。美女の概念がよく分からない。
そして杉村春子のお家芸のような嫌みな演技。

正直、この映画が名作とされるのはどういう点なのかよく分からない。

終盤、子供が唄うフォスターの
「主人(あるじ)は冷たい土の中に」が流れたのだが、それは母親が死んだことに絡めているのかな?

しかし新幹線のない時代、東京を夜の21時30分発の急行に乗り、尾道に着くのは翌日午後。約16時間の旅では、そう滅多に行ける距離ではなく、本当に遠い…

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映画鑑賞『MOTHER マザー』

WOWOW録画視聴。
ひどい話なのだが、実話がベースだとのことで、ますますゲンナリ。
でもいるんだよなぁ、きっと、こういう人。
子供に対して愛情はないのか?
子供を何だと思ってるんだろう。
でも、どんなひどい親でも、子供にしてみれば絶対的な存在なんだろうな。

「誰も知らない」や「万引き家族」を思い起こすが、あちらに比べこっちの親は全く共感できないところが後味悪い。

息子・周平役の奥平大兼くんが非常に存在感があって、彼の他の出演を見てみたい。

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映画鑑賞『マイ・ビューティフル・デイズ』

WOWOWで録画視聴。
原題は「Miss Stevens」なのだが、フワッとした意味不明な邦題付けられてる。。。

ティモシー・シャラメが出てるので見てみたのだが、途中離脱。

高校教師のレイチェル・スティーブンスと、行動障害(?)を持つ学生のビリーのお話のようだが、いまいち……

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映画鑑賞『関ヶ原』

BSフジで放送してたので。

うーむ、セリフが聞き取りにくいぞと思い、クチコミ見たら同じような感想が。
時代ものはセリフが難しいから、むしろゆっくりめにお願いしたい。
というわけで、途中離脱。

大谷刑部は口元開けてるけど、それじゃあ頭巾被ってる意味なくないかな?

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映画鑑賞『花束みたいな恋をした』

WOWOW録画。

坂元裕二氏の脚本のTVドラマは暗くて見続けられないなんてこともあったのだが、これは大丈夫そうだと思い見てみた次第。

会ったばかりの男性の部屋に簡単に行って大丈夫?さすがフィクションだわ、と思ってしまったが、そこ以外はいい流れ。

好きな音楽、好きな本が同じだったはずなのに、就職を機に変化して…というのはありがちなストーリーかな。

二人のモノローグを入れるのは面白い。

別れるのに楽しそうにジャンケンするとかありなのかな?ちなみにネコをどっちが引き取るかを決めてる。

別れてしまっても、悲しさがない、いい思い出だなって思えるエンディング、後味が良かった。

冒頭の終電逃した4人がダベってるところで、サラリーマンが映画好きで「ショーシャンクの空に」がいいとか、女性が実写版の「魔女と宅急便」見たとかってところで、ウンザリしてるところ、悪くない。サブカル系の二人が、押井守監督見つけてあがってるのも。

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映画鑑賞『約束のネバーランド』

WOWOWで録画視聴。
マンガ原作で、もちろん、原作は読んでない。

浜辺美波さん主演なのだが、11歳の子供の設定で、金髪のウィッグ付けてたりはちと違和感。

板垣李光人くんに興味があったので見てみたのだが、私の好みではなかった。

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映画鑑賞「天外者」

WOWOWで録画視聴。
うーん、入り込めないなぁ。途中離脱。
三浦春馬くんの遺作になってしまったので、かなり期待して見始めたのだが、なんか薄い。映画の割に重厚感がない。
龍馬と伊藤博文と岩崎弥太郎と4人ですき焼きするとか、うーん、フィクションにしても飛躍が。。
私には合わなかったということかな。

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映画鑑賞「バベットの晩餐会」

はるか昔に見たのだが、内容ほとんど覚えてなくて(凄腕料理人がとびきりのごちそうを作るとしか)、先日TV放送を録画して改めて見た。

何故この作品は米アカデミーの最優秀外国語映画賞だったのだろう?

舞台はユトランド=デンマーク。寒そうで暗い風景ばかり。小さな平屋ばかりの集落。

村の人々から尊敬される牧師の父と美人姉妹。姉妹には求愛する男性もいたのに、ともに父と清貧な暮らしを選ぶ。
幸せになってはいけないとでも思ってたのか?

雨の中フードを深くかぶって村にやってきたバベットは、パリ・コミューンで夫と子を亡くしてパリを逃れてきたのだが、最初は受入れを拒む姉妹、でも家政婦として置いてもらえることになり、彼女はその才覚で生活費を浮かせて貢献。
しかし姉妹が、うちはこうやって作るのとバベットに作ってみせたスープがまあ何ともおいしくなさそうで。。干しダラのようなものを水で戻して煮て、パンを加えて…。美食は罪、ってことなのかな。

バベットはパリにいる友達に宝くじを買って貰ってたのだが、それがある時1万フラン当ててしまう。
ちょうどその時、姉妹の父の牧師の生誕100年祭を村人と祝うことに。簡単なディナーを予定していた姉妹に対して、バベットは1万フランを使って料理を作らせて欲しいと頼み込む。当初姉妹は拒否したが、バベットの願いを聞き入れる。バベットはパリへ帰るのだろう。最後の願いをきいてやろうと。そして姉妹は晩餐会がサバトででもあるかのような恐ろしい誤解をして、参会する村人も決して料理のことはしゃべらないぞと。

1万フランが当時どのくらいの価値なのか分からないのだが、バベットは沢山の材料を仕入れる。生きたウミガメ、生きたウズラ……。 晩餐会で使われた食器もきっとこの機会に仕入れたのだろう。だって姉妹の食卓はいつもスープだけなんだから、お皿もグラスも最低限の数しか持ってないはず。

味のことを誰も語らないから想像もできないのだが、ウミガメのスープはどんな味なんだろう。スッポンみたいなのかな?(スッポン食べたことない…) ウズラのパイは頭ごと使ってたのに驚き。そして将軍がウズラの頭(たぶん脳ミソ)をチュウチュウ吸うのが面白かった。
効果なワインやシャンパン、どんな味なんだろう。

優秀な料理人のバベットは贅を尽くした材料を使って、腕をふるった料理をふるまうことで満足だったのだろう。唯一将軍だけが彼女の正体を料理から言い当てたのだが、他は誰も誉めないし料理の感想も言わない。でも彼女は満足だったんだな。

大きなドラマがあるわけではないし、正直地味な作品だと思う。だが気になるのは何故だろう。
20年ぶりくらいに再見したが、惹き付ける理由がやはり分からない、がしかしやはり気になる作品だった。

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